ありたい自分は、目にもあらわれる
西尾での製作会には
その場のきっかけを作ってくださっている大切な方がいます。
今回、その方が作られたのは3本目のイノチグラスでした。
1本目は
「自分が楽しみながら、リーダーとして歩んでいきたい。」
そんな想いを込めて選ばれた一本です。
その翌年に作られた2本目のテーマは、1本目とは対照的でした。
それは、リラックスして、家族やプライベートの時間を楽しむこと。
外へ向かって行動できてしまった分、自分の内側へやさしく還るためのイノチグラス。
その方は、その時々のありたい自分に合わせて、この2本を使い分けてこられました。
イノチグラスは、ただ視力を補うメガネではありません。
その時の想いや、生きたい方向を映し出す一つの道しるべ。
そして、3本目のイノチグラスをお作りするタイミングが訪れました。
今回のテーマは、それまでとはまったく違いました。
「生まれ変わること」。
脱皮し、蝶となって羽ばたくような、
これまでとは比べものにならないほど力強く、大きく世界へ広がっていく姿でした。
市民活動から事業へ。
「循環しながら稼ぐ」ということにも、自分自身でしっかりと許可を出していく。
そんな覚悟と軽やかさを感じる時間でした。
実際に目の状態を測定すると、これまでとは異なる眼位の変化が見られました。
あまりにも大きな変化だったため、
「無理はされていませんか?」
「実は畑で一人の時間を過ごすほうが心地よい、ということはありませんか?」
と、確認のためにお尋ねしました。
けれど返ってきた答えは、とても迷いのないものでした。
「大丈夫です。」
「脱皮して、羽ばたいていく。」
その言葉を、まっすぐな瞳で伝えてくださいました。
想いが変わると、目の状態も変わる。
その変化がこれほどはっきりと重なったことに、私たちも感動を覚えました。
イノチグラスづくりでは、視力や度数だけを見ているわけではありません。
その人がどんな未来を見つめ、どんな自分として生きていきたいのか。
その内側の変化が、目や身体の状態として表れる瞬間に立ち会うことがあります。
今回の時間は、まさにそんな瞬間でした。




